隣人を愛す

 聖学院は今年で創立120周年を、聖学院幼稚園は創立111周年を迎えます。聖学院の教育理念は「神を仰ぎ 人に仕う」です。この理念は聖書で一番大切な教えである「神を愛し、隣人を自分のように愛せよ」を土台としています。「神を仰ぎ」とは、天地万物を創造された神様への「礼拝」や「祈り」を大切にすることであり、「人に仕う」とは「隣人を思いやり助けること」です。この理念は聖学院小学校の初代校長である小田信人先生が定めました。小田先生は聖学院幼稚園の園長もされました。
 聖学院の卒業生と保護者は隣人愛と奉仕の精神を持って社会に仕え、様々な領域で活躍しています。神の御子イエス様が神を愛し仕える者の手本です。聖書にあるイエス様の愛の御言葉は、子どもたちの心を今も育てています。聖学院はこれからも教育理念を大切にしながら子どもたちに仕えて参ります。どうか、神様の導きとお支えをお祈りください。

チャプレン 中村 謙一
                               (2023年10月「なかよし」巻頭言)