園長あいさつ

一世紀を越えても決して変わらない思い

100年の年月を越えて

聖学院幼稚園は1912年米国キリスト教ディサイプルス派の宣教師ミセス・プレースによって、当初「中里幼稚園」として創立されました。
まだ、幼稚園が一般的ではなかったこの頃、幼児教育の重要性、そして他者を愛するキリスト教の精神を幼い子どもたちに伝えたいという強い思いが一世紀を越えて受け継がれています。

100年の間には戦争も経験しましたが、1949年に「聖学院幼稚園」として宣教師ミセス・ヘンドリックスにより再開され、現在に至っています。

「よく遊ぶ」こと 「よく祈る」こと

本園の教育目標は「よく遊ぶ」「よく祈る」です。

「遊び」は子どもにとって、心身共に成長する上でとても大切なことです。
自分が楽しく過ごすために、友だちとの関わりを学びます。
友だちの喜びは自分の喜びになり、友だちの悲しみは自分の悲しみであることも肌で感じ、学びます。
このように、「遊び」の本質は誰かに教えてもらうものではなく、安心できる整った環境のもと、友だちとの関わりの中から育まれるものだと思います。
聖学院幼稚園はその大切な成長の場でありたいと願っています。

「祈り」は神さまと向かい合う大切な時間です。
自分のこともそうですが、友だちのことや、遠く離れただれかのことを思い、「祈る」ことは、子どもの健やかな心の成長にとって大切なことであると考えます。
聖学院幼稚園は日常生活の中で、子どもたちが自然に祈りあえる場所でありたいと願っています

これからを生きる子どもたちのために

子どもたちにとって毎日起きること、日々経験することはこれからを生きる一人ひとりの人生の土台となります。
大切なこの時期を、心を込めて見守り、関わり、ご家庭と共にお子さまの成長を支えていく聖学院幼稚園でありたいと願っています。

園長 田村一秋