「北風とたいよう」を感じる時

 この冬は「暖冬」と聞いていましたがやっぱり寒い!3学期。ですが、子どもたちは元気いっぱいにお庭で遊ぶ毎日です。毎朝、私が幼稚園に到着すると、ぶどう棚の隣のオリーブの木にすずめが集まっています。毎朝10羽以上いるのではないかな。家族なの?仲間なの?すずめ幼稚園だったり?と見ています。各保育室の窓のところにあるテントが風をよけられる寝床になっているのかな?と色々想像してみたり…一瞬、寒さを忘れる楽しみになっています。 寒さにも違いがあり、おひさまの暖かさを感じたり、神様がくださる恵みをこの冬も【見る、聞く、感じる】で過ごしたいと思います。
 3学期始園の時にお話した私の【紐を使ったこま回しが出来るまで体験記】。ホールで大小あるこまや羽根つき、けん玉を楽しんでいます。紐を使ったこま回しに挑戦している子もいます。紐が上手く巻けない、上手く回せない、とにかく出来ない…真剣なまなざしで取り組む子どもたちがいます。そして聞こえてくる声に「あきらめちゃダメなんだよ」や「10日間!!」(私が完璧に出来るようになった日数)までも聞こえてきて…あらあらと楽しくなりました。子どもの吸収力はスポンジみたいに凄いですね。
 【力は出すもの、出せるもの】一人ひとりの持つ力を見つめていく時にしたいと思います。 

主幹   小久保 京子
                           (2024年2月「なかよし」巻頭言)