秋の色・声・心

 園庭の太鼓橋の近くの柿の木にはオレンジ色の柿が実り、柚子も日に日に黄色く色づいてきました。木々の葉っぱの色づきもいつの間にか変わっていて、毎日眺めている景色の変化に不思議に思いながら、神様の大きな恵みを感じます。
 秋晴れの心地よい中、お庭からも保育室からも歌声や子どもたちのいろいろな会話が聞こえてきて楽しくて笑ってしまうこともありますが、私の【関わりアンテナ】は感度を上げて聞いています。子どもは見たもの・聞いたもの・感じたこと・様々なことをすぐに吸収していきます。一緒に楽しむことはもちろん、良いこと悪いこと、間違っていることは直ぐに教えてあげて、良き道しるべとなれるよう心掛けています。その時に合う関わりや言葉かけがより子どもの力を引き出せたり、物事を前向きに捉える力を養うことに繋がるように思います。
 言葉で伝える楽しさや遊びの共有、同年代の子ども同士だから得られることを毎日重ねる大切さを2学期の今はより感じています。今までに養われたものを知識や知恵にして子どもたちには「考えること」をたくさんしてほしいと思います。
十人十色の成長を!十人十色の良いものを!見つめていきたいと思います。
 11月も半分が過ぎて、2学期もあと少しとなりました。寒さがやっと到来!!
嬉しいクリスマスに向かって、みんなで過ごしてまいりましょう。

副園長 小久保 京子
   (2024年12月「なかよし」巻頭言)