11月24日の木曜日には、聖学院幼稚園で収穫感謝礼拝が守られます。野菜や果物などの美味しい秋の収穫物がホールのテーブルに飾られます。そして秋の収穫物をお与えくださった神様に感謝の礼拝を献げます。作ってくださった農家の方々へも感謝します。収穫感謝の季節には、特に収穫物を皆で分け合うことを学びます。
神の御子主イエス・キリストは、「主の祈り」の中で「われらの日用のかてを、きょうも与えたまえ」と祈ることを弟子たちに教えました。「われの」ではなく、「われらの」日用の食べ物が与えられますようにと願い祈ります。
主イエスは、自分だけが食べて満足するのではなく、恵まれない人々のことも思い祈ることを教えられました。今日、飢餓問題など食べ物を分け合うことは世界的なテーマです。十字架と復活で救いの恵みを世界に分け与えてくださった主イエスの優しい心に倣って、私たちも感謝し分け合うことを覚え、子供たちに伝えたいと願います。
チャプレン 中村 謙一
(2022年11月「なかよし」巻頭言)